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TOKOニュースレター Vol.109

ファーム・ローテーション

監査人の独立性強化に向けて、監査法人のローテーション(いわゆるファーム・ローテーション)が検討されています。 2019 年 10 月 25 日、金融庁から、「監査法人のローテーション制度に関する調査報告(第二次報告)」が公表されました。公表された内容を簡単に紹介します。


・現在のローテーション制度は監査法人を変更する必要はなく、監査法人の中でパートナーをローテーションすることとなっており、その制度は確実に順守されていることが確認された。
・監査補助者で長期間従事していた者が引き続きパートナーに昇格した場合など、全体でみると相当長期間関与している事例もあった。こうした事例については「新しい視点での監査」の観点から問題が生じるリスクが懸念されるため、制度趣旨に則った運用を行う必要があると考えられる。
・監査市場は寡占状態であり監査法人交代の選択肢が限られている点は、制度を検討する上で引き続き課題との認識が示された。
・監査法人間の引継ぎに関しては、前任の監査調書を手作業で書き写す現状の方法が効率性・コストの面で適切か検討が必要と考えられる。
・海外では、既にファーム・ローテーションを導入している英国において 2019 年 4 月に競争・市場庁( CMAが調査報告書を公表しているが、ファーム・ローテーション導入後であっても法定監査市場の寡占状態が改善されていない
・米国では、現在もファーム・ローテーション制度の導入に向けた議論は進んでいない。

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