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TOKOニュースレター Vol.73

「内部監査」と「教学監査」の違い

我々監査法人や社会福祉法人など非営利法人におけるガバナンス改革の機運が高まっています。その理由は、我々監査業界で発生した不祥事に代表されるように、ガバナンス不全が会計不祥事の発生原因と考えられていることもあります。また公共性の高い法人の活動は介護や教育など生活に幅広く影響しており、実効性のある改革が求められています。
その中でも、ガバナンス改革の入り口として、 教育機関での マネジメント 強化の例 をご紹介したいと思います。教育機関では、「教学監査」という手法を開発し大学監査協会が普及に努めています (以下「教学監査基準」から引用)。

1.「 教学監査 」とは?
「教学監査」とは、 経営部門自らが、大学経営の目標である戦略目標が教学諸活動によってどのように達成されているかを点検評価し、経営改善に資するために実施するものと定義されています。このように教学監査は経営の PDCA サイクルの Check に当たり、大学が策定した戦略計画達 成の要(かなめ)となるものです。そしてその目的は、定義にあるように、 大学の経営機能が自ら設定・明示している大学全体の戦略計画が、自らの大学で実施されている教学諸活動によって効 果的に達成されているかどうかを把握し、これを経営にフィードバックすることで、経営活動を支援することとしています。
但し前提として、戦略目標とその達成システムである経営のPDCA サイクル、および、 教学部門の内部質保証システムである教学の PDCA サイクルが、有機 的に機能する経営戦略システムとして、既に設定されている必要があります。
なお「 教学監査 」では、「組織、システムとしての戦略目標達成の体制とその運用結果」を点検評価するものであり、教職員個々の業績等を点検評価するものではないとしています。

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