平成27 年 6 月 30 日、 企業会計基準委員会( ASBJ )から 「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」(以下「修正国際基準」という。) が 公表 されました。 今回は、この修正国際基準について、公表の経緯、概要、国際会計基準( IFRSとの相違及び今後の課題 について まと め てみました。
なお、意見に関する部分は筆者の私見に基づくもので、監査法人としての統一意見ではございませんので、ご了承ください。
【公表の経緯】
2013年 6 月に、企業会計審議会より、「国際会計基準(IFRS )への対応のあり方に関する当面の方針」(以下「当面の方針」という。)が公表され、国際会計基準( IFRS )の任意適用の積上げの一方策として、IFRSのエンドースメント手続を実施すべきことが記載されています。これを受け、企業会計基準 委員会では、「IFRSのエンドースメントに関する作業部会」を設置し、 2013 年 8 月から検討を行ってきました。2014年7 月 31 日に公開草案を公表し、広くコメント募集を行った後、企業会計基準委員会に寄せられたコメントを検討し、公開草案の修正を行った上で公表するに至ったものです。
東光監査法人へのご相談やご質問、ご不明点等は、各種お問い合わせよりお尋ねください。
どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください。