(1) のれんの額の巨額化
以前日経新聞にて、楽天が貸借対照表に計上するのれんの残高が、平成27年6月末で 4,000 億円を超えていることが報道されました。楽天はIFRSを採用しているため、のれんについては償却せず、毎期減損テストをすることで貸借対照表価額を決定しています。(減損のみアプローチ)
他方日本基準を採用している多数の日本企業は、のれんは計画的規則的に償却した後、毎期減損テストを行い貸借対照表価額を決定しています。(償却及び減損アプローチ)
IFRSの強制適用は、2011 年に導入延期が決定されたものの任意で採用している企業の数は増え、いずれのれんの“減損のみアプローチ”がスタンダードになるものと思われました。
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