TOKOニュースレター Vol.133

企業会計基準委員会 ASBJ の動向について

各国がIFRS導入を行っていく中、日本は、日本基準自体、また、修正国際会計基準IFRSとASBJ作成の修正会計基準で構成される会計基準の改正を行い、IFRSの考え方などを取り入れてきました。
2021年12月24日に、ASBJは、「 現在開発中の会計基準に関する今後の計画 」の改訂を発表しました。
主な変更点は次のとおりです。

金利指標改革に起因する会計上の問題

2021年12月に公開草案が公表され、2022年3月に最終化を目標としている旨が記載。

また、現在開発中の会計基準等は次のとおりです。

• リースに関する会計基準
• 金融商品に関する会計基準
• 金融商品取引法上の「電子記録移転権利」または資金決済法上の「暗号資産」に該当するICOトークンの発行、保有等に係る会計上の取扱い
• 金利指標改革に起因する会計上の問題
• 税効果会計に関する指針
• 子会社株式および関連会社株式の減損とのれんの減損の関係
• 開示に関する適用後レビューの実施

今後の動向が注視されますが、該当する項目がある会社は、ＡＳＢＪのＨＰ等で中身を覗いてみてもよいかもしれません。